個別カウンセリング詳細や申し込みはこちら click

まさか!いないと思った【ピロリ菌】が見つかった話。GI-MAP便検査のススメ

当ページのリンクには広告が含まれています


まさかまさか、ピロリ菌が居ました。キミエです。

目次

GI-MAP検査でピロリ菌が見つかった

以前、GIーMAPという便検査キットを購入したと記載しました。



GI-MAP便検査はPCRという技術を使って、消化管内にいる微生物の遺伝子(DNA)から腸内環境を調べる検査です。よって遺伝子レベルで菌の有無を調べることができます。

PCR検査という言葉はコロナウイルスで有名になりましたね。

検査したいウイルスの遺伝子を増幅させて検出させる検査方法なので、少ない量の菌でも高精度に検出できます。


GI-MAP便検査はこの技術を使って、便から遺伝子レベルで菌の有無を検出し、腸内環境を正確な数値データとして表し評価することができるという、とてもスゴイ検査です。(価格も高い)


GI-MAPキットを購入すれば、自宅で便を採取し検査会社へ送って結果を待つだけ。1ヶ月程で結果が帰ってきます。



その結果ですが、なんとピロリ菌が検出されていました。。。

こちら。


これらの項目のうち、数値が記載されていたり、赤字があれば、胃にピロリ菌が存在しているという事になります。

ピロリ菌の項目について

この結果の読み方について解説していきます。


一番上が検出されたピロリ菌の数です。


Reference(基準値)よりResult(結果)の数が多ければ、赤字になります。少なければ赤字にはなりませんが、検出されているのでピロリ菌は存在するという事になります。


2段目以下の Virulence Factor というのは「病原性因子」の意味で病原性のあるピロリ菌の種類が存在しているかどうかが分かります。

Negativeだと大丈夫ですが、Positiveだとよくないと読めます。



私は、ピロリ菌の総数がReference(基準値)よりも多く居て、そのうち病原性因子を持つピロリはいなかったようです。



病原性因子とは、毒性=病気を引き起こす能力のことです。


Virulence Factor, ~の種類はピロリ菌の株や種類を表しています。

たとえば cagA という株の存在は、胃癌と消化性潰瘍と有意に関連しているという事が分かっています。
また、vacA の存在は、胃がん、消化性潰瘍、十二指腸潰瘍と関連しているようです。他の項目もピロリ菌の毒性に関わっているようです。

参考:GI-MAP by Diagnostic Solutions

なぜ今まで分からなかったのか?

私は、今までにピロリ菌の検査をしたことがあります。

・胃カメラ
・抗体検査(血液検査)


どれも陰性でした。

血液に至っては、栄養療法の血液検査セットに入っているので何度もやっていて、いつも陰性でした。

なのに居るじゃん。。。笑


以前の記事にも書きましたが、胃カメラや抗体検査の検査感度は100%ではないので発見できなかったのでしょうね。。。

各検査方法の検査感度と注意点についてはこちら↓



まさに、一般的なピロリ菌検査に引っかからないけど間違いなくピロリが居る、に該当してしまいました。

PCR検査で遺伝子レベルの検出ができる高感度なGI-MAP便検査だからこそ判明したので、ピロリ菌の悪さは周知の事実ですし、まずはこの検査を知る事ができて、実際にピロリを発見できたことに喜ぶべきだと思いました。

ピロリ菌の何が悪いのか?についてはこちら↓

これは除菌が必要なのか?

さて、この結果を受けてこのレベルのピロリ菌は除菌が必要なのか?という疑問が浮かびます。


私は、沢山食べたり油物を食べると胃がもたれる事はありましたが、胃が痛くなるとかはあまりなく。胃カメラでも胃炎や逆流性食道炎を言われる事はありませんでした。

ですが、腸の不調は多く、消化不良がありました。
消化力が弱い≒胃酸の出が弱いです。


胃酸はタンパク質から作られるので、摂取したタンパク質をATP(エネルギー)を使って頑張って胃酸にしたのに、ピロリ菌に中和されていては非常に勿体ないです。消化の効率を考えるとピロリはNOなのです。




加えて、私はお腹の張りが強くSIBOという状態でした。


色々な対策をしてマシにはなりましたが、対策を怠ったり不調が強くなるとまたガスが増えて張ってしまっていたので、消化不足や食物の殺菌不足があるのだろうなと感じていました。

胃酸はその強い酸で食物中の菌を殺す役割があります。十分な胃酸がないと、食べた食物中にくっついてきた菌を殺せず、菌が腸に流れてお腹の過剰な張りやSIBOの原因となります。



胃酸が少ないとマグネシウムや鉄などミネラルのイオン化が不足し吸収ができず、慢性的にミネラル不足となりがちです。


他にも、ピロリ菌と自己免疫疾患の関連は多々指摘されています。

ヘリコバクター・ピロリと自己免疫疾患:複数のシステムに影響

私の母は自己免疫疾患でしたので、リスクは減らしたい。(母はピロリも居た事が数年前に判明)



ピロリ菌と甲状腺疾患の関係も報告されており、まぁ、ピロリ菌が居て良い事は何もないと考えています。

女性における ヘリコバクター・ピロリ感染と自己免疫甲状腺疾患と の関連


ヘリコバクター・ピロリ感染と自己免疫性甲状腺疾患:毒性株の役割


今回のように、GI-MAPでやっと発見できる位のピロリ菌感染の場合、日常で不調を感じていない、問題なく元気、無症状であれば放っておいても良いそうですが、なんらかの不調がある場合は除菌が推奨されています。


私は実際に不調を多々経験していて長期間悩まされていましたので、除菌をしよう!と考えました。
(無症状でも胃カメラで見ると胃壁が傷ついていたり、萎縮性胃炎だったという例も結構多いそう)

という事で、次回、実際にやった除菌についてシェアしたいと思います。

忘れた頃に通知がくる笑
公式LINE登録はこちらから↓

友だち追加




分子栄養学カウンセラーの
オススメ品はこちらから↓

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次