慢性炎症と胃腸の不調が併発してました、よびんです。
コルチゾールのお仕事
身体に炎症やストレスがあると
抗炎症&抗ストレスホルモンの
コルチゾールが分泌されるが
コルチゾールは血糖値の維持にも重要なホルモン。
血糖値が下がってくると
コルチゾールが肝臓に指令を出し
肝臓や筋肉に蓄えた糖分(グリコーゲン)を分解して
糖を体に行きわたらせろよーと言ってくれる。
こうやって空腹時の血糖維持が行われている。
これを「糖新生」という。
加えて、糖新生では身体の筋肉を分解し
筋肉(タンパク質)からも糖分を作り出すことができる。
糖新生とタンパク質
糖新生は肝臓と筋肉に蓄えた糖分で行われる為
タンパク質が十分にないと糖を貯蔵できない。
尚且つ、タンパク質からも糖新生で糖をつくるので
タンパク質が沢山あれば糖を作る材料が多いということになる。
しかし、身体に炎症があると
とにかく炎症消しや修復にタンパク質が使われる為
タンパク質が不足してしまう。
慢性炎症なら慢性的に不足してしまう。
タンパク質不足だと筋肉が少なくなる
= 糖新生の為にグルコースを蓄える筋肉も少なくなり
低血糖になり易くなる。
さらに、筋肉自体が少ないと
糖新生で筋肉を分解したくても筋肉がないため
血糖維持が出来ない。
より低血糖になり易くなる。
![f:id:kimiweeee:20200411092634p:image](https://rebuild-is-uptoyou.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/kinniku_character-300x252.png)
タンパク不足と副腎フル稼働セットが呼ぶもの
もし慢性炎症があれば、炎症を抑えるためにタンパク質は
免疫細胞や身体の修復にどんどん消費され、
且つ、常に副腎からは抗炎症ホルモンのコルチゾールが沢山分泌される。
これで慢性的なタンパク不足と
副腎フル稼働セットの出来上がりである。
コルチゾールは沢山出ているが
糖新生の材料(筋肉)がないため、糖新生できず
血糖維持できないので低血糖が常態化。
だんだんとコルチゾールが効きにくくなり
コルチゾール以外のアドレナリン等
副腎で作られる他のホルモンで血糖維持をしようとする。
アドレナリンは交感神経優位にさせるため
自律神経が乱れやすくなり
交感神経により動きが抑制される胃腸
が不調を起こしやすくなる。
炎症から胃腸の不調まで
胃腸の不調といえば胃もたれ、便秘、下痢や
逆流性食道炎、炎症性腸疾患だけでなく
過敏性腸症候群(IBS)、小腸内細菌増殖症(SIBO)、
機能性ディスペプシア(FD)などなど
起こりやすくなるというのが流れである。
胃腸は食べたものから栄養の消化、吸収を行ってくれる大事な場所。
ここがコケてしまうと食べても栄養が身になってくれないのだ。
“あなたのサプリが効かない理由” どころか
“あなたの食べ物が身にならない理由” である。
炎症が胃腸にまで影響を与えるなんて
なんて恐ろしいっ…(>_<)
炎症が先か胃腸が先か
炎症から胃腸もやられたのか
胃腸が弱いから炎症も慢性化したのか
それは人によるし体質にもよる。
炎症もあり胃腸もアウトで
体調を崩すほどの状態になっているのならば
どちらが先でも改善方法は変わらない。
炎症対策をしながら
身体の栄養吸収機能をサポートし上げると
身体は自ずと回復に向かっていく。
そのために使うのがサプリであり、栄養療法。
※炎症対策をしながらというのがミソ
胃腸が弱い体質なの…と思っていても
慢性炎症のせいで低下してるってだけで
炎症が治れば本来の胃腸能力は普通なのかも。
これは体にも言い換えれますよね。
身体が弱いのは、慢性炎症のせいで弱くなってるだけで
炎症が治って胃腸が上がれば
本来の身体のポテンシャルがしっかり発揮できるはず。
栄養療法を使う目的はここです。
胃腸の不調に悩む方、胃腸対策も必要だけれど
身体に炎症、慢性炎症がないかを是非確認してみてほしいーっ。
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