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【胆汁大事】胆のうを取った私が声を大にして叫ぶ胆汁の重要性

胆のうを取っています、
キミエ(分子栄養学カウンセラー)です。

目次

肝臓切除と同時に胆嚢も摘出

2011年、肝臓提供のため肝切除をした際に
胆嚢(たんのう)も切除しました。




提供に必要なのは肝臓だけだったのですが、
術前説明の際に


「胆嚢も一緒に取りますね、
なくても問題ない部位ですし、あると胆石などが発生することもあるので」


と言われ、当時の私は特に疑問もなく
要らないのならいっか、程度に思ってました。


ですが分子栄養学や身体の事を勉強していくうちに
胆嚢ってめちゃくちゃ大事じゃないか・・・
いらない部位ではないじゃないか・・・

とすごく感じます。


特に胆汁の分泌や効きが弱いタイプの方は尚更。
私は多分このタイプかもな、と睨んでおります。


肝臓、胆のう切除後に徐々に出てきた
自身の体調不良も、胆汁分泌不足が関係している症状が非常に多く、仕組みを知った時は愕然としました。



そのくらい胆嚢、胆汁って大事なので
胆汁の機能や、胆嚢の無い私がやっている胆汁対策についてシェアします。



胆嚢の仕事

胆嚢は肝臓にくっついているナスみたいな形をしている小さな袋です。
↓イラストの臓器。





胆汁は肝臓で合成され、胆嚢で胆汁を貯め、濃縮させ
食事が腸に入ってきたタイミングで、

貯めた胆汁を十二指腸に排出します
排出された胆汁により、食物に含まれる脂肪の消化・吸収ができるようになります。


胆汁は一日に500~600ml(缶ジュース3個分)作られ、胆嚢で水分や塩分が吸収されて、約10倍まで濃縮されます。
胆嚢には最大でコップ1杯ほどの胆汁を蓄えることができます。



この濃縮が胆石の原因ともなるのですが、濃縮することで少量で効果のある胆汁を貯蔵することができるのです。

胆汁の仕事 1、脂肪の乳化

人間の体は70%が水分ですので、本来、油を食べても水と油は混ざらず吸収できません。



しかし、乳化といって水と油をなじませる作業をすると、体に油が吸収できるようになります。



この乳化をさせているのが胆汁です。(ミセル化ともいう)脂肪を水になじませ吸収しやすい小さな粒にさせてくれています。



脂質が胆汁により乳化された後、膵液の酵素によって分解され体に吸収されていきます。
なので、胆汁がきちんと分泌されていないと油、脂肪が体に入っていかないのです。


揚げ物が多い食生活や脂質をたくさん食べたのに胆汁が不足していたり、吸収されない油や過剰な油は腸に流れ、腸内環境を荒らす原因にもなります。

胆汁の仕事 2、食物の殺菌

胆汁の仕事は、脂肪や油分の乳化だけでなく、
腸に入ってきた食物についてくる菌の殺菌効果もあります。




乳化作用によって、細菌の細胞膜を破壊することで殺菌作用を発揮します。



胆汁酸は小腸の回腸まで作用しほとんど吸収されるので、小腸には腸内細菌が存在できにくくなります。腸内細菌が主に大腸に住んでいるのはこういう理由からです。



食事のタイミングで、胆嚢で貯蔵しておいた胆汁を出すことが、腸の環境維持にいかに大事かわかりますね。


なので、本来増えるはずのない小腸で腸内細菌が増え、膨満感、ガス感や異常なお腹の張りなどを引き起こすSIBO(シーボ:小腸内細菌増殖症)
胆汁不足が原因であることも多い
です。
(過敏性腸症候群(IBS)のガスタイプもSIBOだと考えられます。)


胆汁の仕事 3、脂溶性ビタミンの吸収を助ける

食物の脂質には脂溶性ビタミンという油にしか溶けない栄養素が含まれています。




脂溶性ビタミンはビタミンA、D、E、K の4種
それぞれ非常に大事な働きがあります。




胆汁が不足し、油の乳化ができないと脂溶性ビタミンの吸収もできなくなり
食べてるのに栄養不足ということが起こってきます。

胆汁の仕事 4、エネルギー産生

これはあまり知られていないのですが、
胆汁に含まれる胆汁酸が不足すると、エネルギーをつくる回路が回りにくくなります。




細胞のミトコンドリア内でTCA回路(クエン酸回路)を回転させエネルギーを作るために
アセチルCoAをクエン酸に入れる必要があります。

その際にACAT(アセチルCoAアセチルトランスフェラーゼ)という酵素作用が必要なのですが
胆汁酸不足があるとACATの酵素活性が低下してしまうのです。



エネルギー(ATP)が作れないと、ATPの7割を使うといわれる解毒もできなくなり、
胆汁酸の不足を発端にして、ドミノのようにその後の工程がストップしてしまいます。


このような流れは脂溶性ビタミンが補酵素として必要な種々の代謝反応でも起きてきます。

胆汁がしっかり作れているかどうかは、血液データからも予測できて、慢性疲労や疲れやすい方のデータはだいたい胆汁不足の傾向にあります。


胆嚢・胆汁って大事!

以上が胆嚢・胆汁の働きと体の関係です。



貯めておくだけの袋だし、胆石の原因になっちゃうから不要だ、なんて軽視されがちな臓器ですが、
きを知っていけば体にとって不要な臓器なんてありません
重要な働きをする胆汁はしっかり確保したいです。


胆のうが急になくなった場合、濃縮できず貯蔵もできないため機能は落ちます。
また、胆嚢があっても胆汁の分泌が悪ければ胆汁の効果を得ることができません。


でも大丈夫です。胆のうがなくても胆汁の分泌が悪くても補助をすることで回復できるんです


次回は、胆汁の分泌を良くする、補助するにはどうすればよいのかについてシェアしたいと思います。

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