傷にもビタミンEって良いんです、キミエ(分子栄養学カウンセラー)です。
耳のケロイドの手術傷に
先日、耳の肥大したピアスケロイドを減らす手術を受けました。
切開してケロイドを切除し縫い合わせる減量術です。
ケロイドは傷口がうまく治らず、炎症と過剰な治癒反応が一緒におこって、肉芽が大きくなって形成されてしまいます。
ケロイドを少なくする目的とはいえ切除して縫っているので、新しく傷を作っている事には変わりありません。
なので、術後の傷でさらにケロイドが再発することも多々あります。(私自身2回再発)
要は、傷が素早くきれいに治ればケロイドができにくいのです。
そこで、傷に対して有用な栄養素があると知り、
切除傷跡に試してみた結果をシェアします。
傷にはビタミンE
ナチュロパスなみさんの記事を読んで、ビタミンEを使うと傷の治りがめちゃくちゃ早い、ということを知り私も試してみました。
ビタミンEの威力 傷跡に☆
使ったのは、手持ちのビタミンEカプセル。
アルコール消毒した針でカプセルに穴をあけ、
小さい容器に出して、術後用の化膿止め軟膏と混ぜて清潔な綿棒で傷跡にぬりぬり。
朝と夜寝る前に塗りました。
Bluebonnet Nutrition, ビタミン E コンプレックス、60 錠
経過がこんな感じです。
痛みもなく、腫れもすぐにひいて経過順調、
とてもきれいに傷跡は治りました。
痛み止めを処方されたし、痛かったら飲もうと思っていましたが一切飲む必要もなく、楽に過ごせました。
ちなみに私は術後の再発防止に放射線治療もしていたので、放射線をあてるときは塗りませんでした。
さらにケロイド防止にはビタミンDが良いかもとのことでビタミンDも混ぜたりとモリモリに。笑
ビタミンEの修復・抗炎症効果
ビタミンEと聞くと抗酸化効果が一番に浮かびますが、傷の早い修復や抗炎症効果、
さらには肌のアンチエイジング、保湿作用、再生作用もあるようです。
なので化粧品などにも配合されている商品が多々あります。
ビタミンEの傷跡の外観に対する
予防や治療はかなり知られて人気もあるとのこと。
ですが、研究的には十分な証拠がまだ十分なく、更なる評価が必要だそう。
The Role of Topical Vitamin E in Scar Management: A Systematic Review
瘢痕の予防と治療のために手術後にビタミンEを処方する慣行は広く普及しており、一般市民と臨床医の両方の間でますます人気が高まっています。局所ビタミンEによる単剤療法が瘢痕の外観に有意な有益な効果をもたらし、その広範な使用を正当化するという十分な証拠はまだない。
ちなみに皮膚の炎症ということでアトピー犬の血中ビタミンE濃度は健常犬に対して優位に低かったという結果も。
Plasma and skin vitamin E concentrations in canine atopic dermatitis
ビタミンEの血漿中濃度は、健康な犬よりもアトピー性の犬の方が有意に低く、中央値はそれぞれ29.8および52.9μmol/ Lでした。皮膚のビタミンE値は、患者と健常対照者の間で有意差はありませんでした。アトピー性犬の皮膚ビタミンE濃度の中央値は、健康な犬よりも高かった。
血中のビタミンEがホメオスタシスにより炎症のある皮膚に集中しているのですかね。
傷跡とビタミンEの関係については
まだわかってないことが多いようですが
ビタミンEは油で構成されている細胞膜に存在し、細胞膜の抗酸化、遺伝子発現調整にも関わっていますからその辺が関係しているのかと。
実際に違いを感じるなら使わない手はない
実際やってみて効果を感じたり、早くきれいに治るのであれば私は使わない手はないと思います。
ビタミンEはもともと体のなかに存在していますし
傷跡を抗酸化、抗炎症するのはなんら問題ないですし。
ということで、大きな切り傷などできてしまったら、ビタミンEを塗ってみると、直りが早いかもしれません。
試してみてくださいね。
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