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【免疫にも】解毒と抗酸化だけじゃない!グルタチオンとビタミンDの関係

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グルタチオンってこんな仕事までしてるんだ、
キミエ(分子栄養学カウンセラー)です。


目次

解毒と抗酸化のトップ、グルタチオン

分子栄養学で、強力な解毒と抗酸化作用がある物質としてグルタチオンがよく出てきます。







グルタチオンは、体内のメチレーション回路の硫黄回路という場所で作られ、全身で使われます。


Dr.エイミーヤスコ メチレーション全体図より
右下の赤〇にグルタチオン






グルタチオンの抗酸化力

グルタチオンは細胞に含まれる主な抗酸化物質として、細胞が傷ついてしまうことを防いでいます



また、ビタミンCやビタミンEなどの、同じく抗酸化作用のある物質が働き終わったあとに、還元(簡単にいうとリフレッシュ)させて、ビタミンCやEがまた抗酸化作用を発揮できるようにしてくれる、すごい存在です。
(厳密にはグルタチオン→ビタミンC→ビタミンE)

グルタチオンの解毒力

グルタチオンは、解毒作用を持っていて、体内に存在する物質のなかでも最も強力な解毒物質です。



消化や代謝の過程でつくられた不要な毒素や、体内に入ってきてしまった汚染物質や化学物質、重金属や薬物などに
グルタチオンがくっつき、結合して胆汁として腸に排泄され便として体外に排出、または尿として排出されます。





グルタチオンとビタミンD

そんな抗酸化と解毒が注目されるグルタチオンですが、ビタミンDがしっかり効果を発揮するためにも、グルタチオンの存在が重要です。


”GSH欠乏は、肝臓における酸化ストレスの増加とVD調節遺伝子の変化を引き起こしました。”
Glutathione deficiency induces epigenetic alterations of vitamin D metabolism genes in the livers of high-fat diet-fed obese mice


グルタチオン欠損症にした細胞で、ビタミンDを活性化させる水酸化酵素や、ビタミンD受容体の発現が減ったとのこと。



”高脂肪食(HFD)を与えられたマウスの腎臓におけるグルタチオン欠乏、過剰な酸化ストレス、およびビタミンD代謝の変化が報告”
Glutathione deficiency alters the vitamin D-metabolizing enzymes CYP27B1 and CYP24A1 in human renal proximal tubule epithelial cells and kidney of HFD-fed mice

また、高脂肪食を与え、グルタチオン欠乏にさせると、ビタミンDを活性化させる肝臓、腎臓のどちらでも酸化ストレスやビタミンD代謝の異常が起こったそう。


コロナウイルス含め感染症を予防したり、アレルギーや腸内環境といった免疫の調整に、非常に大きく関わっているのがビタミンDです。

ビタミンDを適切に作用させるためにも、体内や細胞のグルタチオンレベルが大事なんですね。




グルタチオンと免疫

ビタミンDも免疫に作用しますが、グルタチオン自体も免疫に作用します





抗酸化力を発揮し、細菌やウイルスなど外敵と戦ってくれる免疫細胞を守ります。また胸腺リンパ球などの免疫細胞自身もグルタチオンを作って自身を守っているようです。すごいですね。
加えてグルタチオンもある程度は直接抗ウイルス作用があるそう。





また、免疫が弱っていると上げてくれたり、過剰反応しているとバランスを整えてくれたりと、恒常性(ホメオスタシス)を保つ効果もある、免疫に重要な物質だということが分かります。

ビタミンDや免疫意識ならグルタチオンもぜひ

免疫といえばビタミンDでしたが、グルタチオンも意識してみるとより体調アップにつながる可能性がありますね。
ちなみに、ビタミンDはグルタチオン以外にも、マグネシウム(Mg)が存在していないと活性化できませんのでご注意を。


食事では、ブロッコリースプラウトがグルタチオンの産生を強力に促進してくれる物質を含んでいます。
あとは、アボカド、アスパラなどにグルタチオンは多く含まれています。




ぜひこまめに食べてグルタチオンを充足させて、免疫力の高い体を維持したいですね。





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