乳酸菌って鼻うがいにも使えるんです、
キミエ (分子栄養学カウンセラー)です。
鼻にも鼻腔フローラがある
私たちの身体には腸内細菌という微生物が存在しています。
良好な免疫状態や機能を維持するためには、
細菌たちのバランスである腸内環境が非常に大事と言われています。
腸内細菌バランスは、沢山の多種多様な種類の菌によって作られています。
その様子が沢山の花が咲いてる花畑と似ていることから、
「腸内フローラ(花畑)」とも呼ばれています。
このように腸内細菌は有名ですが、
実は体のいろんな部分にも腸内と同じように細菌たちは共生しています。
腸内フローラの他にも
口腔フローラ、膣内フローラ、鼻腔フローラなど、身体の粘膜の部分には菌が存在しています。
今回はこの中でも、鼻腔フローラという、鼻にいる菌たちについてです。
鼻腔フローラを整える
腸内に乳酸菌サプリを送り込むのと同じで
鼻の奥にある鼻腔フローラにも、乳酸菌を送り込む事ができます。
どうやるのか。
それは、「鼻うがいで乳酸菌を送り込む」です。
実際のやり方はいたって簡単。
鼻うがい液を作成するときに、粉の乳酸菌を一緒に混ぜるだけです。
私がやっていた手法としては
自作した鼻うがい液に、ビオスリーの粉末タイプやロイテリ粉末サプリなどを
少量混ぜて使っていました。
Nature’s Way, Primadophilus、Reuteri Superior Probiotic、マルチ-菌株パウダー + scFOS、5oz (141.75 g)
乳酸菌サプリであればOKなので、ビオフェルミンでされる方もいらっしゃいますね。
徐々に広がるビオフェルミン鼻うがい 副鼻腔炎をやっつけろ!
自作鼻うがい液の作り方はこちら↓
乳酸菌パウダーを入れると少しだけ溶けにくい感じがありましたが、ある程度溶けていれば大丈夫です。
菌が入っているということが大事なので。
鼻うがいに使用する温水は、
ぬるま湯=人体と同じ位の温度であり、これは菌が元気に活動できる温度ですので、
菌の死滅には気にしなくて良いです。
フローラバランスは椅子取りゲーム
フローラバランスは椅子取りゲームをイメージすると分かりやすいです。
空席があれば何かの菌がそこを埋めようとします。
席を埋めるのが、悪玉菌なのか善玉菌なのかによって、
菌バランスやフローラ情勢が大きく変わってしまいます。
抗生物質などを使用している場合、
細菌の数が減ってしまうので、減った細菌分のスペースを良い菌で埋めてあげる事で、
同じ場所にまた悪玉菌が増えてしまうことを防ぎます。
ぜひ善玉菌で空席を埋めて、椅子取りゲームを制しフローラバランスを良く保ちたいですね。
ちなみに鼻腔フローラについてはこんな論文も。
患者と健康な被験者の微生物叢を比較した所、副鼻腔炎患者では正常な微生物叢が消失していて、
特定の微生物 C. tuberculostearicum の増加が認められたそう。
副鼻腔炎のマウスでは、副鼻腔内の乳酸菌量を再度増加させると疾患が軽減したとのこと。
”副鼻腔炎のマウスモデルを開発して、観察された慢性副鼻腔炎の微生物学的特徴を再現し、この種の病原性の可能性と、病因に関連する副鼻腔上皮反応への影響が、副鼻腔微生物叢が豊富でない場合に大幅に増強されることを確認しました。”
”L.sakeiがC.tuberculostearicumの競合的阻害を介して副鼻腔上皮を保護していることを示しています、および重度の副鼻腔微生物叢の枯渇を伴う患者においてさえ、副鼻腔病変の改善または予防のための新しい治療オプションを表す可能性があります。”
Sinus Microbiome Diversity Depletion and Corynebacterium tuberculostearicum Enrichment Mediates Rhinosinusitis
いつの日か、副鼻腔炎や鼻腔粘膜に関連する炎症の治療に
乳酸菌が処方される日が来るかもしれませんね。。。
鼻うがいされてる方はぜひやってみて
粘膜の炎症状態は、粘膜に存在するフローラ状態によっても大きく左右されます。
アレルギー性鼻炎、慢性上咽頭炎、腹鼻腔炎、口腔トラブル(歯周病など)、口臭等で悩まれている方は、
ぜひ乳酸菌鼻うがいをやってみてはいかがでしょうか。
忘れた頃に通知がくる(笑)
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