鼻うがい毎日やってます、
キミエ (分子栄養学カウンセラー)です。
鼻うがいやってる?
皆さんは鼻うがい、されていますか?
鼻うがい自体を
知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、
鼻洗浄とも呼ばれています。
喉のうがいが感染予防に効果があるように、
鼻も「うがい」をすると、ほこりや細菌、ウイルス、花粉などを洗い流すことができます。
実は、ウイルス、細菌や花粉が付着しやすいのは、喉ではなく鼻の奥の上咽頭という部分であり
喉のうがいではここを洗い流すことができないのです。
鼻うがいをすることで上咽頭を付着物ごと丸洗いして感染を防ぎ、
鼻水も洗い流して鼻の通りを良くしてくれます。
結果、体の防御力や免疫力の向上につながります。
こんな素晴らしい事がたったの1分ほどでできる、非常に有効なセルフケア方法の1つです。
慢性上咽頭炎がある方は、その治療の最中のケアや予防としても推奨されていますね。
最近ではコロナウイルス対策にも効果的ということで注目を浴びているようです。
鼻うがいをするためには、鼻うがい用の液を準備しなければいけません。
液体で市販されているものや、粉を温水に溶かして作る2パターンがあります。
液体を買うのは、鼻うがいにファーストトライされる方や慣れていないにはオススメですが
慣れてくると、断然鼻うがい用の粉末がオススメ。
てことで、粉末を購入して水に溶かしてうがい液を作っていたのですが、
ふと粉の成分を見ると
「これって自分で作れるんじゃない?」
と思いまして。
自作してみたら問題なくうがいできて、且つ、コストも非常に低くなったので、
今回は自作鼻うがい用の粉末の作り方をシェアしたいと思います。
鼻うがい用粉末の成分
鼻うがい用の粉末として
手に入りやすいものは2種類。
ハナクリーン用の粉末「サーレS」と
「サイナスリンスのサッシェ」です。
(サッシェ:フランス語で包装された小さな袋、の意)
私はまるでジェット噴流で洗ってるかのような水流が出る
サイナスリンスのボトルを使って鼻うがいをするのがとても好きなので、
粉末もサイナスリンスを買うことが多かったです。
ではそれぞれ粉末の中身を確認していきましょう。
中身については以前の鼻うがい記事でも記載したので参考までに↓
サーレSの中身は
「塩化ナトリウム・メントール・ペパーミント」
簡単に言い換えると、塩とさわやか成分です。
サイナスリンスの中身は
「96%塩化ナトリウム、4%重炭酸ナトリウム」
これも簡単に言い換えると、塩と重曹が96:4の比率で入ってます、という事です。
サイナスリンスの中身は、塩と重曹だけなので家庭でも用意しやすそうですね。
塩をスーパー、重曹はドラッグストアで購入し、
96:4の比率で混ぜて作れば、お値段のするサッシェをもう買わなくて済みますね。
塩と重曹で作ってみよう!
私がいつも
鼻うがい用粉末に使っている塩はこちら。
塩であればなんでもいいのですが、これはチャック袋なので保管がしやすいです。
重曹はこちら。
鼻うがい用には少量しか使いませんが、掃除とかにも使うので1㎏買っています。
気になる作り方ですが、塩と重曹が96:4の比率なので、
100gの粉末を作るには
塩96g、重曹4g を混ぜるだけでOK。
gを測らなくても、だいたいこの比率になればよいです。
このぐらいの容器に塩をドサッといれ、重曹を小さじ3-4杯程度入れて混ぜ混ぜ、という感じで作っています。
使ってみてどうなの?
実際に、自作の鼻うがい粉末を使ってみました。
全然、問題なく鼻うがいができました。
しかし、粉末がちょっとだけ溶けにくいなと感じました。
サイナスリンスのサッシェは粒子が細かい粉末なので溶けが早いです。
一方、私の使った塩は粒子が荒いので、少し解けるのに時間がかかります。
ですが3~4回ボトルを振って溶かせば、10秒以内に溶けるレベル。あまり問題はありません。
もっと早く溶かしたい方は、粉末状のさらさら塩で鼻うがい液を作れば良いですね。
少しコスト上がりますが、それでもサッシェを買うよりは全然安いです。
(さらさらタイプの塩には、アミノ酸調味料などが入ってる場合があるので注意)
1回で使う自作粉末の量
1回に使う粉末の量については、
サイナスリンスのボトル(容量240ml)に対して
小さじ半分でちょうど良い、痛くない液になります。
写真のように、
小さじ半分サイズである 2.5ml のスプーンを入れて、すりきり1杯でできるようにしておけば便利ですね。
緑の軽量スプーンは100均のセリアで買いました。
ネット通販だとこのようなもの。
塩と重曹の意味
水に塩を溶かすことで、塩水になります。
塩水は、塩の量や濃度を調整することで
生理食塩水と同じになります。
生理食塩水は、人の身体を構成する細胞の外液
=ヒトの体液 とほぼ同じ浸透圧になっている塩水(塩化ナトリウム水)です。
体液の塩分の濃度は0.9%なので、
体液に近い濃度の塩水でうがいや鼻うがいをすると全然痛くないため塩を使います。
川や海で水が鼻に入るとめっちゃ痛かった思い出があると思います。
川は真水、海の塩分濃度は約3.5%と人体の体液塩分濃度と差があるために
鼻に水が入ると浸透圧によって鼻粘膜の痛みが発生します。
次に重曹です。
重曹を鼻うがい液に混ぜる事で鼻水の粘性が弱まるそう。
このため、鼻水の流れが良くなり、洗浄効果が増すようです。
鼻水にもウィルスや埃はくっついていますし
鼻水に含まれる成分自体が、鼻づまりや炎症を亢進する物質を含んでいるため、
鼻水はしっかり洗い流す方が免疫にとっても良いとされています。
鼻汁の成分についてはこんな論文が。
アレルギー性鼻炎モデルマウス中の鼻汁分析をすると15-HEDEという物質が高かったそう。
”アレルギー性鼻炎において産生濃度が上昇する15-HEDEは、鼻粘膜の血管を弛緩させて血管透過性を亢進させることで、鼻閉を増悪させる因子であることが示された。”
鼻閉(辛い鼻づまり)の原因物質の発見(東京大学大学院農学生命科学研究科)
鼻汁中には炎症を呼ぶ物質=サイトカインであるIL-6が多かったそう。
”サイトカインのなかで多彩な機能をもつIL-6はアレルギー鼻粘膜からの分泌が正常鼻粘膜での分泌より多く認められ, そのア レルギーの病態に関しても何等かの役割を演じていることが考えられた。”
鼻粘膜表層と鼻汁中のサイトカイン
鼻水が出てしまう間は、しっかり鼻うがいをして鼻水を流したいですね。
続けやすい鼻うがいを
鼻うがいは、体や免疫にとって、非常に効果的で簡単なセルフケア方法です。
ですが、継続が難しければ本末転倒。
自分が続けやすい方法を取るのが一番です。
低コストだとより続けやすいですよね。
いいな!と思われた方は、ぜひ塩と重曹で作ってみてはいかがでしょうか?
きっとあなたの体を良い方向に導いてくれると思いますよ。
忘れた頃に通知がくる(笑)
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