大根おろし、よく食べます。
キミエ(分子栄養学カウンセラー)です。
消化のためには消化酵素が必要
栄養を摂取する上で必須なのが「消化酵素」です。このブログでも何度も取り上げてきました。
食物を食べるだけでは、栄養は摂れません。消化して吸収して初めて身体で使う事ができますので、栄養と消化は切っても切り離せない関係です。
しかし、この消化が弱っている方が非常に多いです。特に、このブログを読んでいる方や分子栄養学に辿り着く方は、消化が弱っている、消化酵素の分泌が低下している方が多いです。胃腸の調子が悪い方やオナラが臭い方も消化が上手くできていない事が多い。
そのような場合に、上記のような消化酵素サプリを使ったりするのですが、実は消化酵素を豊富に含む食材が存在するのです。
天然の消化酵素 大根おろし
実は大根おろしには、「天然の消化酵素」が含まれており、大根おろしを食べる事で自然と食べ物の消化をサポートしてくれます。
「消化酵素」は人間が食べ物を食べて体内で食品を細かく分解して消化し吸収する際に、必須のものです。
もっと詳細に言えば、唾液や膵臓や胃液や小腸で分泌されていて、食べ物を分解し、食物から栄養素を取り出して小腸から吸収できるような形へと変化させる重要な役割があります。
そして、消化酵素は上記のように体内で分泌されるものと、食品中に含まれる食物酵素があり、大根おろしに含まれるものは食物酵素にあたります。
よく、焼き魚やハンバーグなどに大根おろしがついてくるのは、食物酵素によって消化をサポートする意味があるのです。
タンパク質・油・炭水化物の消化を全サポート!
大根おろしに含まれる食物酵素には「プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ」といった、人体でも分泌されている消化酵素と同じものが含まれており、これらは三大栄養素を消化するために必要です。
・プロテアーゼ 肉・魚・卵や豆類といったタンパク質を分解する酵素。人体では胃・膵臓・小腸で分泌されます。
・リパーゼ 調理に使う油や、ドレッシングの油、食品に含まれる脂肪分を分解する酵素。人体では膵臓で分泌されます。
・アミラーゼ ご飯やパンや芋などの炭水化物を分解する酵素。人体では唾液や膵臓で分泌されます。唾液に多く含まれる為、よく噛むとアミラーゼが沢山出る。
3大栄養素はエネルギー産生栄養素とも呼ばれ、カラダを動かす元気の素であるエネルギーを作るために必須の栄養です。これが上手く消化できないと吸収もできずエネルギーが作れません。
エネルギーが作れないと、疲れやすい、体力がない、元気がでない、鬱っぽい、メンタル不調、食欲がわかない、といった慢性的な不調を引き起こします。
疲れにくく元気で体力のあるカラダのために、大根おろしを食事に添えて消化を補助してあげる事はとても良い事になります。
また、大根おろしには 痒み、蕁麻疹、アレルギー様症状の原因となるヒスタミンという物質を分解する効果もあるため、このような症状がある方は積極的に食べるようにすると良いようです。筆者もアレルギー体質で花粉症もあるため、よく大根おろしを食べています。
おいしい大根おろしのポイント
消化をサポートしてくれる素晴らしい大根おろしですが、作って食べたら
「めちゃくちゃ辛くて食べれない!」
って事がありまして。せっかく擦ったのに~と半泣きになりながら、辛いのを我慢して食べた記憶があります。
相談者様からも同じ話を聞いたことがありますので、この経験は私だけじゃないはず。笑
そこで調べた所、おいしい大根おろしを作るにはポイントがあって、大根の上から1/3を使うのがオススメとの事。下半分は辛みが強いので、無理せず美味しく続けたい方は、上の方を使ってください。
「運悪く下側の大根しかない…」という方や
「いや、下の方もおろしに使ってみたい…」という強気な方は、レモン汁や酢やすだち等を加えると辛みが抑えられるようですので試してみて下さい。
サプリレベルの大根おろし
三大栄養素の消化だけでなく、痒みやアレルギー症状の原因物質まで分解してくれる大根おろしは素晴らしい食材です。
酵素だけでなく、食物繊維や大根自体に含まれるビタミンCや葉酸などの栄養素も摂れるので一石三鳥ですね!
食べ物は、食べたらOKではなく、消化してナンボ。ですので、胃腸が弱い方はぜひ毎食、大根おろしを添えてみて下さいね。
次回は、大根おろしを作るために使う、大根おろし器を色々試してみたのでシェアしたいと思います。
忘れた頃に通知がくる笑
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